間柴了や沢村竜平

010

間柴了&沢村竜平

 

旧トップの間柴&沢村。鬱陶しいので腰の辺りにデカデカと乗っかってた「灰泥」の文字取っ払いました。

間柴は、やや地黒かもしれないところへ労働焼け&ロードワーク焼けで浅黒めな感じに。

沢村は(DRAGONSLAYER以前は)完全夜行性で、全く日焼けしてなかったと思うので(日中の活動なんて、河辺先生絡みのみでしょう・笑)それなりな感じに。今はガテン系で元気に働いてるよ〜なので、さぞかしこんがり小麦色だろうて♪

微妙過ぎて判りにくいっすね。最初はもっと微妙で減色したら全く同じ色になってしまったとゆ〜…(汗)

009

板垣学×間柴了

 

 

初描き板垣。モデルは黄色い陸忍。ではなく…ロケ現場で陸忍のジャケを羽織る元宇宙コギャルな蜂忍。キュートな小悪魔的雰囲気が板にピッタリ! と鼻息も荒く描いてみました(殴)

シチュエーションとしては、勝手に間柴のジャケ(間柴がこんなジャケを着るかどうかは置いといて)を羽織った板垣が、間柴の前でクルリ一回転。

「エヘヘ♪ 間柴さん、似合います〜?」

「は?(俺の上着が貴様に似合ってど〜する)

みたいな感じで(死)

ブカブカ感を出したかったのですが…失敗したかな(汗)

008

千堂武×沢村竜平

 

おおきなてがゆっくりおりてきて、つよいちからでおさえつけられる。

“おかあさん!”

さけびだしそうになるのを、ぎゅっとおくばをかみしめてガマンする。

よべば、きっとおかあさんもヒドいめにあう。

だからきづかれないように、しずかにしてなくちゃいけない。

いまから、イタいことがはじまる。

わかってるから、りょうてでくちをおさえてこえがもれないようにする。

まっくらでなにもみえなかったけど、もっとなにもみえないようにぎゅっとめをつむる。

こえにだしてよべないから、あたまのなかで、よぶ。

“おかあさんおかあさんおかあさんおかあさんおかあさん…………!!!”

はやくおわりますように。そればっかりをかんがえる。

ぱじゃまのすそがひっぱられて、がさがさしたてがはいってきて…………

「!!!!」

跳ね上がった躯は、しかし強い力で引き戻されて再びベッド代わりのマットレスに沈み込む。

息が出来ない。

自由にならない躯を大きく仰け反らせて喘ぐように空気を吸い込む。

見開いた目の中に鉄骨が剥き出しになった天上が飛び込んできて、漸く沢村は自分が今居る場所を思い出した。

リングに上がった時のように短く息を切って呼吸を整える。

呼吸が落ち着くに従って冷静な思考が戻って来た。

「…夢、だ……」

呟いた声は、起き抜け特有に掠れていて、悲鳴はあげていなかったのだと安堵する。

永らく見ることの無かった、夢。今頃になって何故。

額の汗をを拭うために右手を持ち上げようとして沢村は、自分の躯に絡む2本の腕に気付いた。

「ちっ…」

手首を掴んで引き剥がそうとしても一向に離れる気配のない腕。僅かに弛んだかと思っても、次の瞬間には却ってきつく巻き付いてくる。

強い力で締め付けてくるその腕の先に、太平楽に眠る見知った顔を認めて沢村は猛然と腹が立ってきた。

忘れた事さえ忘れていた、記憶の底に埋もれた過去。

それが、傍らで眠る男の腕を呼び水に、夢の形を借りて甦ったのだと云うことは疑いようがなかった。

夢とは気付けない生々しさでもって。

だのに悪夢と呼ぶのも不愉快な夢の元凶は、余程良い夢を見ているのか薄く笑みさえ佩いて。それが余計に不快感に拍車を掛ける。

そこで沢村は己の安眠を妨げ、1人惰眠を貪る存在に正しい報いを呉れてやるべく、一切の手加減無しで寝床から千堂を蹴り出した。

ドカッ

「な、なんやぁ!? 火事か? 喧嘩か!? それとも地震かぁ???」

派手な音を立てながら転がり落ちて飛び起きた千堂の、見当外れな事を叫きながら慌てふためく様を見て少しだけ溜飲が下がる。

「うるせぇ。人のコトぎゅうぎゅう締め上げてんじゃねぇよ。眠れねぇだろうが」

のそのそとマットレスに這い上がってきた千堂の肩を踵で小突く。

「なんや眠れへんのか…怖い夢でも見たんか。ん?」

意にも介さず千堂は、大欠伸しながら肩に乗った足首を掴んで引き寄せると、とろりと半眼に微睡む瞳で沢村を覗き込んで来た。

「ちっ…テメェ、人の話聞いてねぇな。テメェが馬鹿みてぇに締め付けて来るから目が覚め…っおい!」

グラリと倒れ込みざま、腕を掴まれ引き寄せられて。気が付けば沢村は目が覚める前と同じ姿勢で千堂に抱きすくめられていた。

「寝てまえ」

欠伸混じりに耳元で囁かれ、子どもをあやす様に軽く背を叩かれる。

「ワイがこうしといたる。怖い夢なんぞもう見ぃひんわぃ…」

語尾は寝息に溶けて消えた。後に続くのは規則正しい静かな呼吸音だけで。

巻き付く腕の力は先程よりも幾分緩い。多分あの夢は見ないと、根拠もなく思った。

途端にどっと襲って来る睡魔。

深い穴に落ち込んで行く様な感覚の中。何故、この腕を振り解かないのか。

考える前に、意識は途切れた。

虐待と聞いてこんなモノを想像するあたしは相当なダメ人間ですか。

チュウも好きですがギュウ(ハグ)も好きです。つ〜ワケで抱き合って(千堂が一方的に抱きしめて?)眠る2人を。

沢村、問題ばっか起こしてブラックリストに名前が載ってるので賃貸借りれません。ジムの倉庫にマットレス持ち込んで寝起きしてます。って我ながら酷い設定だ(笑)

2人とも事後なのでマッパ、激しい運動の後なので眠いだなんて話は蛇足ですかね(笑)

007

千堂武×沢村竜平

 

猫=小動物ってコトで。千堂、リングの外では(つ〜か一般人に対しては)意外に腰が低いし(笑)

板×間描いてたハズが、全然進まないので他のモン描いてみようと思ったら、するする〜〜っとこんなモノが…キリリクとは別にD.K様へ♪ つ〜か、キリリク猶予のカタに。お納めください(汗)

キャリル会長、河辺先生の100万分の1くらいは沢村に好かれてると思います(笑)

なんか、板垣ってすごい難しいような…き、気負いすぎかな(汗)

006

千堂武×沢村竜平

ガラッ、ピシャン!

叩き付ける様な勢いで引き戸を開け、気の弱い人間なら失神しそうな形相でジムに入ってきたのは尾張の竜、沢村竜平。

「なんや、沢村君か。久しぶりやなぁ。キミがこっち来るのも珍しい…」

緊張感を削ぐ柳岡の声には目も呉れず、奥に向かって一直線に進んで行く。

ここは大阪、なにわ拳闘会。言わずと知れた浪速の虎、千堂武士の所属ジムである。

そうして沢村はこちらに背を向け、俯き加減にタオルで頭を掻き回している千堂の後ろでピタリと立ち止まる。

「顔を貸せ」

ちらりとこちらに一瞥呉れると、再び癖の強い髪から滴る水気を拭いだした千堂に沢村は顎を酌って外を指し示すと、返事も訊かずにドアに向かって歩き出した。

周囲は沢村の怒気に気圧されて水を打った様に静まり返っていたが、千堂は動じることなく、すっかり滴を拭い終えるまで頭を掻き回してからベンチにタオルを放ると、シャツを羽織りながらドアに向かう。

「ちょぉ、出てきま」

歩きながらボタンを一つづつ留めて行く。

「今日はアガりやから構わんけど、ケンカはアカンど。ケンカやったらリングでやって行きや」

柳岡の声に片手を上げて応えながら、外に出た。

人気のない路地裏に入った途端、シャツの襟を掴まれて強く引かれる。

その程度でふらつくヤワな足腰はしていないが、次に何が来るのか判っているので大人しく引き寄せられてやる。

予想通りの噛み付くようなキス。

2人の間に体格差は殆ど無いが、身長は沢村の方が僅かに高い。今の様に背筋を伸ばし、顎を上げた姿勢で口付けられると──吊り上げ気味に引き寄せられていれば尚更──千堂としては踵を浮かせざるを得ない。

そしてそれは、そのまま沢村の虫の居所の悪さを示していた。普段は沢村と言えど背筋を緩める程度のことはするのだ。

それに千堂はこの姿勢があまり好きではない。身長が高いの低いのでヘソを曲げるほど子どもでは無いつもりだが、爪先立ってのキスはいかにも情けなかった。

「〜〜〜〜〜! 大概にしとけよコラ!」

不本意な体勢に何時までも甘んじている程ヌルい性格ではない。千堂は、両手を重ねる様にして襟を掴む沢村の腕の間に自分の両腕をねじ込んで、力任せに振り払った。

「なんやお前、エライ機嫌悪いやないか。アノ河辺たら言うセンセと何ぞケンカでもし腐ったんか」

千堂の言葉に、沢村の形相が凄味を増す。

「………何でその名前がここで出てくんだよ…あの人は関係ねぇだろ…」

沢村の眼には怒りと苛立ちに加えて、殺意がちらつき始める。

“図星かいな…”

千堂は沢村に気付かれない様に溜息を吐いた。

他人に興味を持たない沢村が只1人、気に留める存在。沢村の虫の居所の元凶など、他に想像のしようもない。

沢村の殆ど唯一とも言える人間らしい感情を、本来ならば歓迎してやるべきなのだろうが、何かある度付き合わされる身としては、素直に喜べないものがある。

「勘や。何もないんやったらええ。あん人は大事にしとけよ」

「手前ぇにゃ関係ねぇよ。それより、ヤるのか、ヤらねぇのか」

苛立って再び襟を掴もうとする手を払って、今度は千堂が沢村の両襟を掴んで引き寄せる。足払いを掛けてやると沢村は素直に膝を折った。

望んだものは殴り合いではなく。先へ進むために膝さえ折る。そうまで人肌に飢えているのかと思うと、哀れな様でもある。

この関係をあの気の弱そうな男が知らない以上、当て付けは成り立たない。

それとも、触れ合うことさえない関係の埋め合わせが、この行為だとでも云うのだろうか。

尋ねても恐らく、沢村本人にさえ判らないに違いない。

冷静で理詰めのボクシングスタイルからは想像も付かないが、沢村は自分と同じ、感情と感覚の生き物なのだ。

そこまで考えて千堂は、柄にも無くあれこれ考えている自分に気付き不意に可笑しくなった。

“ホンマ、らしゅうないのぅ。ゴチャゴチャ考えるんは性に合わんわ”

そうして千堂は考えるのをやめ、感情と感覚とに従い行動することにした。

「据え膳喰わん程腰抜けやないわい。泣いても寝かせへんから覚悟しぃや」

覆い被さる様にして、沢村の眼を覗き込みながら太く笑う。肉食獣の様な、と人から形容される笑みでもって。

笑んだ形のまま、唇を重ねる。

お互いに、瞳は閉じない。挑発する様に見つめ合いながら、日の暮れかかった狭い路地裏で、犬歯を削り合う様に激しいキス。

攻め手側が爪先立ってのチュウは、あたし的には萌えですが、千堂は好かなさそうだ〜。

あ、沢村が怒ってる原因ですか? 久しぶりに河辺先生に会いに行ったら学校行事の引率か何かでセンセは居なくて会えず仕舞いだったとか…そんな程度のコトです。

しかし…書いてて思ったけどこの駄文、沢×千でも通用しそうだ(笑)

005

間柴了

 

間柴再び。これも全体はトップに。やはりモデル有りで、ヘタレナイトを見ながらお絵描き。かなり色々ゴマかしちゃった困りもののブツ。

描き上がったモノを見ると、やっぱ、何ちゃら山っつ〜よりは神崎士郎テイストが漂ってるよ〜な…実際、良く似たポーズの士郎も居るので、そっちをモデルにしたと言えば良かったかも(笑)

あ、神崎士郎ってのは、高身長で頬が痩けてて前髪が鬱陶しくて、両親には早くに死に別れ、妹以外はアウトオブ眼中の強度のシスコンで、いきなり人の背後に立って人を驚かし、煽り気味の照明がよく似合う、とっても怖いお兄さんです(笑)

004

沢村竜平

 

初描き沢村。ラクガキ程度なら何枚かあるけど、頭のてっぺんまでキチンと描いたのはこれが初めて。って、切れとるやんけ!(笑)

ホントは足先まで描きたかったですけど紙が足りませんでした。これでもスキャナに入りきらず2分割してスキャンするハメに。

全体が見たい人はトップページへGO。とりあえず只今常設トップに。

人体の練習のために写真見ながらのお絵描き。見ながら描いてこの程度か! 人に突っ込まれる前に自分で突っ込んどこう(笑)

モデルは脱獄ライダー♪ ブッ飛んだ狂気の演技がシビれます。実写でやるなら沢村はこのシトにやってほしいなぁ♪ 問題は、このシト、タッパが間柴以上ってトコロで(182cm)。あと、非筋肉質ってトコロもスポーツものには不向きかも。

個人的に沢村と浅倉のシンクロ率はかなり高いです。自身の苛立ちを紛らわすために暴力衝動に身を任すとことか。てゆ〜か、まさにソレに尽きるんですけど(笑)

沢村には河辺先生が居て、浅倉には居なかった。大きな違いってそんくらいだと思ってます。

あ、アレだ。最大の違いってMっ気の度合い? 沢村、キモチ良くなるためには痛みもガマンできるけど、殴られるの嫌いだし。浅倉は殴るのも好きだが殴られるのも好き…(笑)

003

板垣学×間柴了

 

「…それとも、キス…されたいんです、か…」

消え入る語尾に重なるように、真っ直ぐに引き結ばれた唇に、唇で、触れる。

…触れてしまった。

バクバクと、まるで頭の中に心臓があるように激しい鼓動が耳に響いている。閉じた瞼の裏でチカチカと光が瞬いた。

“ど、どうしよう…”

静かに間柴の身体を横たえながら、板垣の思考はぐるぐると同じ処を回り続けている。その癖、身体の方は不敵な大胆さで、舌を差し込み、歯列を割り…

親愛の、では済まない深い口付け。

吐く息も舌も、アルコールの味がして。眩暈のような酩酊感を言い訳に、更に深く。間柴の舌で舌を絡め取り、吸い上げた。

湿った音に煽られて、身体の芯が熱くなって行くのが判る。

“流石に…これ以上何か致しちゃうのは問題だよね…”

ここまでだって十分問題だという事には目を瞑り、板垣は心の中で呟く。

“まぁでもキスなんて挨拶みたいなもんだし(海外では)、する前にはちゃんと断ったし(寝てる相手に向かって)、まさかファースト・キスってワケでもないだろうし(でも結構奥手そうかも)。”

ぐずぐずと聞く者も居ない言い訳を考えている間にも、板垣の行動は益々大胆になる。間柴の脇に片手を付いて体重を支え、空いたもう一方の手で尖った顎を持ち上げ、角度を変えて再び口付けた。

このひと月で随分親しくはなったけれど、リングの外でこの身体に触れたことは無い。

今夜初めて触れた身体はスパーの時と変わらず熱かった。

002

板垣学×間柴了

意識のない身体はただでさえ重いのに、上背のある間柴は担いでも床に足がついてしまい尚更に重い。

試合直後の疲れた身体には辛いものがあったが、板垣はうんうん唸りながらも何とか間柴を引きずって行く。

長くもない廊下を渡り終わって漸く自室の前に辿り着くと、板垣が手を掛けるより先に襖が開いて妹の奈々子が中から出てきた。

「お兄ちゃん、お布団敷いといたわよ」

「おう、サンキュ」

気の利く妹に礼を言って板垣は、間柴を背負ったままヨタヨタと部屋の中に入って行く。

どさり。

背中の荷物を、板垣は布団の上に転がした。

薄暗がりの部屋の中、半開きの襖から差し込む廊下の灯りに浮かび上がるのは、酒に酔って、正体もなく眠る日本ジュニアライト級王者。

「意外とお酒、弱いんだなぁ」

横たわる間柴の顔を覗き込みながら、板垣は呟いた。

(別段、間柴が取り立てて弱い訳ではなく、板垣家の団らんを目の当たりにし、そうは見えなくとも動揺して自分のペースを見失った間柴が、勧められるままに飲んで潰れてしまったというのが真相ではあるのだが)

眠った時まで眉間に皺を寄せているのがひどく可笑しかった。

おそらくは指折り数える程の人間しか見たことがないであろうその寝顔を、何時までも眺めていたい気もしたが、そうもいかない。

気分が高揚しているせいか、眠気は感じないが、疲れた身体と神経はゆっくり休めてやる必要がある。

「間柴さん、起きてください。上着、脱がないと皺になっちゃいますよ」

パジャマに着替えながら間柴の肩を揺さぶってみる。が、返事は無い。

「僕のですけど、替えのパジャマあるんで。身体締めたまま寝るのは良くないですよ」

ひたひたと頬を叩いてみても、泥のように眠る間柴は目覚める気配すらない。

「しょうがないなぁ」

口程に嫌な顔もせず、上着のボタンを1つずつ、はずしてゆく。

「間柴さん、起きてくださいよ〜」

前の開いた上着の片袖を少し乱暴に引いてみるが返事は無く、手を離すと腕は重い音をたてて布団の上に沈んだ。

「ど〜あっても起きない気ですか〜〜〜〜〜〜」

天井を仰いで溜息をつく。

何故、こんなにムキになって間柴を起こそうとしたのか。後になって考えてみると不思議な程だったが、この時の板垣は、間柴を起こして寝支度をさせねば! という訳の判らない使命感に燃えていたのだった。

「………………それとも………王子様のキスが無いと起きられませんか……」

言ってみて、自分の声音が酷く真剣なことに気付く。板垣はそれを否定するように大きく頭を振って、間柴の両襟を掴むと乱暴に引き寄せて強引に身体を起こさせ、殊更にふざけた口調で言葉を続ける。

「さぁ、間柴さん、僕にキスされたくなかったら起きてください!」

板垣は間柴に、ゆっくりと顔を近づけてゆく。

前髪が触れ合う近さで。

「い〜んですか? 野郎なんかにキスされても」

聞き取ってもらえることを期待していないかのような呟き声。

近付けた唇に、吐息を感じた。

「…それとも、キス…されたいんです、か…」

001

間柴了